06.はち(猫)が怒るのです…

2009/07/19

くるねこ大和さんのことを書いてなぜ自分のことを書かないのだと 我が家の飼い猫の「はち」が怒っている…ような気がするので…

もう6年前になりますが 外で猫の鳴き声…しかも悲鳴のような尋常ならざる声が聞こえます。 何事かと思い見てみると… 隣の家の軒樋(屋根の先についている横方向の雨トイ)の中に子猫が1匹 家のベランダに親猫がいて こちらに飛び移ってこいと子猫を呼んでいるのですが 子猫の方は行けないといって鳴いて(泣いて)いるのです。 親猫の方は母が勝手口でエサをやっている猫です。 子猫のすぐ傍には縦樋(縦方向の雨トイ)の穴が口を開けていて 落ちたら、ちょうどはまってしまいそうな大きさです… とりあえず隣の家の人にお話しして子猫を救出してもらい 勝手口横の物置に箱とエサをおいて親猫と子猫をそこに保護することにしました。 当時我が家には15年という長寿の先住猫がいて 正直くるさんのように多頭飼いできるような根性はありませんでしたし 猫好きの方には怒られてしまいそうですが 親もノラだから子猫ももう少し大きくなったら大丈夫だよ…程度の 実に安易な思いつきにすぎなかったのです。 ところが一ケ月ほど経ってみると、どうも子猫の様子がおかしいのです。 ちょうど人が酔っ払って歩く千鳥足のように、ヨロヨロ、ヨロヨロ…と歩くのです??? そのうちにいつのまにか親猫の方はいなくなってしまい、子猫が残されたのですが どうみてもノラとしてひとり生きていけるとは思えないのです。 といって体の悪い猫を飼ってくれる人をみつけられるとも思えず… どうしよう、困った…と頭をかかえていると ちょうどといってはかわいそうなのですが、先住猫が天寿を全うしたのです… という成りゆきで これも縁だから家でこの猫を飼うしかないよと 母と話し合った結果が今にいたるというわけです。 もちろん伝染病等の心配もありましたので獣医さんでみてもらいました。 血液検査、レントゲン、etc…(T_T) 幸いなことに病気はなく 千鳥足になってしまうのは小脳の発達不全だろうとの事で これ以上良くも悪くもならないという診断でした。 高いところへは飛び乗れませんが、2階への階段は上り下りできますし 本人は生まれつきなのでさほど不自由でもないらしく 今日も元気に飛び回っています。 我が家のお嬢様としてわがままいっぱいに猫生を謳歌している次第です。 体が不自由なのはかわいそうですが 家では先住猫が召されたらもう猫を飼うのはやめようと話していたところなので ある意味運が強いともいえます。 人間も猫もいろいろです。

はちの奇跡の一枚…たまたま携帯で撮れました。

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